teacup. [ 掲示板 ] [ 掲示板作成 ] [ 有料掲示板 ] [ ブログ ]


スレッド一覧

  1. Steirische Harmonika(44)
  2. なんでも575、なんでも57577、なんでもポエム(168)
  3. お気に入りYou Tube映像(309)
  4. アコーディオン紹介(271)
  5. アコde音楽会・演奏会のお知らせ(133)
  6. アコーディオン演奏を紹介しましょう。(243)
  7. アコラッピング(30)
  8. ボタンかピアノか?(165)
  9. アコde歌伴(131)
  10. アコーディオンの保守、管理、不具合、調整、補修、修理(396)
  11. アコのさまざまな音色について(137)
  12. アコーディオンを聴ける店、アコーディオンが聴ける場所(62)
  13. アコ・スマートコーチ(1)
  14. アコーディン教室(1)
  15. アコで弾いてみたい曲(5)
  16. 音楽の授業(97)
  17. アコーディオンサークル紹介コーナー(56)
  18. アコーディオン川柳(391)
  19. アコ演奏に欠かせないアイテム(112)
  20. アコアイドルへの道(228)
スレッド一覧(全24)  他のスレッドを探す 

*掲示板をお持ちでない方へ、まずは掲示板を作成しましょう。無料掲示板作成

新着順:14/4880 記事一覧表示 | 《前のページ | 次のページ》

Alpengold

 投稿者:川井 浩  投稿日:2018年 1月 7日(日)11時59分52秒
  通報
  というブランドのアコがあったことは数年前から知ってはいましたが、その実態については、なかなか情報が無く、良く分かっていませんでした。 いまでも、直接のコンタクトはまだないため、自分の目で確認をしたわけではありませんが、同社のWeb Siteやネット情報からすると以下のようなものではないかと思われます。

かつてスロベニアのZUPANというメーカーのアコがドイツ語圏のアルプス地域、およびスロベニアを中心にヒットしたことがあった。 現在のZUPANはそのブランドを引き継いでいるが、かつてのZUPANとはまた異なるようで、また、それは別の機会に検証をしたいと思います。

アコーディオンメーカーの場合、一社で永年続くケースはむしろ少なく、業界の人の集合・離散で変わっていくケースが多いように見受けますが、Alpengoldもその流れの一つの現象のように見受けます。

現Alpoengold社のオーナーのGuenther Lerchは、数年前まではFismenというブランドでアルピナタイプのアコを売り出していた。 製造元はイタリアのFismenで、FismenはもとはBeltunaでZupan向けにOEM製造していたメンバーがやめて作った会社でした。 Lanzingerも製造はFismenに委託していた。

Alpengoldというブランドのアコがあったこと自体知りませんでしたが、創業者のHans LapperがAlpengoldのビジネスを廃業して、年金生活にはいることにしたときに、現オーナーのGuenther Lerch氏と出会い、Guenther Lerch氏がそのAlpengoldのブランド使用権を買い取ったのではないかと思われる。 Hans Lapper氏は技術部長としてまたAlpengoldの顔として新会社に残ることになった模様。
この、廃業する会社を買収するという手法は現在のVictoriaのオーナーが、Victoria創業者が廃業するときに、そのブランドと工場を買収した手法と類似している。あとは、マーケティング力が創業者よりも優れていることも共通している。

さて、そのAlpengoldのアコーディオンの製造については、CastelfidardoのもとのFismenのメンバーを引き抜く形で、あらたな工房をCastelfidardoにおいて、そこで製造をしているものと思われる。 同時にSteirische Harmonikaの製造も始めているが、こちらはSlovenjaで、熟練者を雇い入れ、独自の工房を作ったものと思われる。アコーディオンの製造にはとくに大きな工場を持ってすべてのパーツを独自に製造するひつようがないほどに、分業化・パーツ製造が盛んになっていて、小さな工房でもアコメーカーを名乗ることができるのです。

ということで、ZUPANに始まった(厳密にはHohner Alpinaというシリーズがそれに先駆けて存在したことは追記しておく必要があるが、Hohner Alpinaについては別途検証したい)いわばアルピナタイプ(ここでもHohner Alpinaのようなという意味に使っています)、別名、Oberkrainer タイプのアコについては、Zupan、Lanzinger、Fismen、Beltuna、Alpengold、Pilzweger、その他の支流に分かれて生まれ、消え、入れ替わり、変遷をしている。 そのようなアルピナタイプのアコの特長はなんといっても、OberkrainerタイプのMMMずらしにある。 基本のMより高い周波数のM’と基本のMより低い周波数のM"の周波数のずれに差があるのが最大の特徴で、なんともいえない、ここちよいビブラートが生まれる。
ここが同じMMMでもフレンチタイプのミュゼットタイプとは大きく異なる点で、いわゆるミュゼットタイプは基本のMより高いM'の方も、低いM”の方もずらし方の幅が同じであるが大きく異なる。 どちらのサウンドが好きかはそれぞれの好みの問題なので、優劣の問題ではありません。

Oberkrainerサウンドとは、代表的にはというか、基本となっているのはSlavko Avsenikの弾いていたHohner Morino VMの1960年代のモデルのサウンドということになっている。 Hohner MorinoにはSlavko Avsenikバージョンと銘打って特別にOberkrainerチューニングをしたモデルも販売されていた。

AlpengoldはTurborainiなどの名手にYou Tubeでそのモデルとサウンドを紹介するビデオを多数載せさている。 このあたりも、昔のアコーディオンメーカーとことなり、マーケティングの新しい手法としては有力であろうと思われるが、Turborainiはもっぱらドイツ語でしゃべっているので、メインの市場としてはドイツ語圏を狙っているということは明らかだ。

https://www.youtube.com/watch?v=CXUoYgzL-bo

https://www.youtube.com/watch?v=15jOym1tpkA&t=464s

https://www.youtube.com/watch?v=xfi1h0dxkhM

https://www.youtube.com/watch?v=NCpfGOd0U0w

https://www.youtube.com/watch?v=ESFUwR5LAmY

今後Alpengoldブランドのビジネスとして同社がどこまで販売を伸ばせるだろうか。 現状ではこれまでのZUPANのドイツ語圏とスロベニアを中心とした市場での顧客をキープしつつ、Lanzinger、Beltuna、Zupan、Kaerntnerlandほかのブランドとの競合の中で戦っていくものと想像されます。
日本ではHMMLかMMMLか、つまり、HMMLタイプかミュゼットタイプか、という分類しか存在していないように感じていますが、あるいは、そもそもそんな分類があることすらあまり一般的には知られていないように思えますが、おなじMMMでもいわゆるミュゼットのずらしかたと、Oberkrainerタイプのずらし方があることがもっと知られるといいと思います。 一度、聴き比べると、オーストリア・スロベニアを中心とする地域では、そ
そのOberkrainerサウンドがなぜ人気があるのか、ということもご理解をいただけると思います。

Alpengoldというメーカー名もアコメーカーとして登録をしておく必要があると思いました。
 
 
》記事一覧表示

新着順:14/4880 《前のページ | 次のページ》
/4880