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いい小型アコ

 投稿者:川井 浩  投稿日:2021年 4月 4日(日)07時21分36秒
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  オルガンサロンNOEL様、ご投稿ありがとうございます。 そうなんですよね、フォルテ、フォルティッシモとせり上げて、そのあとにくるピアニッシモで泣かせる、というテクには、あ、来るな、と、わかっていても、泣かされてしまいます。
作曲家もそのツボを心得ているし、演奏家も、それを理解していて、観客もそれを知っているのに、その場面にくると、心をわしづかみにされてしまう、そんな曲や演奏がありますよね。

それをまさに作曲家や、奏者の意図の通りに歌ってくれるのが、Brandoniのアコーディオンたちです。 それはなぜかというと、そのリードのグレードによるところが大きいわけです。 いいリードはやはり、いい材料で、手間暇かけて、念入りに作られていて、それゆえに、高価ですが、広いダイナミックレンジといいレスポンスで、奏者の思いのままの演奏に、ときとして、奏者の思いをオーバーチューンして鳴ってくれるわけです。

もちろん、アコーディオンは、入門用のアコーディオンでも、人を感動させることも、自分で楽しむこともできるので、アコに尊卑はありません。 アコはみな平等です。 素朴な音色に感動する場面がある場合もあります。ただ、持って生まれた資質は、アコそれぞれ異なるもので、それが同質であるということはできないわけです。

普通の小さくて軽いアコの場合は、弾いてみればわかる通り、そこそこ元気のよい音はでますが、音を絞ろうと蛇腹の動きを抑えても、ピアニッシモになる前に、音が途絶えてしまったり、よーし、フォルテからフォルティッシモせり上げるぞー、と力んでも、音量が思うほどついてこない。 そこで、力いっぱい蛇腹の往復運動をせざるを得ないので、しばらくすると、アコで音楽を奏でる楽しさよりも、腕と型の筋肉が疲れてしまい、大型アコを弾く時に比べて、却って、疲労感が増すことを体験したことはありませんか? もちろん、そんなに、大型機と同じようなことを普通の小型軽量のアコに求めても無理なので、というか、それには自分の筋肉を総動員しないと難しいので、まぁ、普通の小型軽量のアコは、それ相応のスペースで、あるいは、より音響の良い、2階建てのお宅なら一階の階段の登り口に腰かけて弾くとかすると、より楽しめます。
いい小型アコは、蛇腹の肺活量は大型アコに比べて小さいので、蛇腹の往復運動は大型機よりは余計に必要にはなりますが、それでも、気密性の高さや、リードの反応の良さから、その蛇腹運動も余計にやる必要をあまり感じません。 この辺も、普通の小型軽量アコと比べると違う点かもしれません。

まぁ、高いアコはいいアコだ、と言ってしまえば、それまでですが、いいアコはそれなりのお金は買えない満足感・充足感を与えてくれる、あ、お金で買える満足感・充足感を与えてくれるといえましょう。 そして、その充足感をよりアップするのは、皆様の腕次第。

とはいえ、普通の小型軽量アコでも、うまい人が弾くと、やっぱりよく聴こえるということもありますなー。 素材のハンディは腕がカバー、という面もある、ということは別の事実としてありますね。 逆に言えば、そこそこの演奏でも楽器がいいと、とてもうまく聞こえるということにもつながります。

自分がうまく弾けているという感じを持つのは、とても気分がいいもので、あー、やっぱりいいアコはいい、という結論に達するわけです。 で、それをもっといいものにするには、自分がさらに努力をすればもっと良くなる、というわけで、練習も楽しくなるので、いいアコを持つと、本当にアコがうまくなるというのも本当です。

で、普通の小型軽量アコを持つと、いくらやっても、充足感の伸びを感じられないので、いつか飽きてしまって、別のアコに移動できる人はまだしも、そこで挫折して、アコそのものから遠ざかってしまう人が多いのは残念です。 普通の小型軽量アコから、いいアコに乗り換えてそのままうまくなった人は、その小型軽量アコも粗末にせずに、大事に持っていれば、そのうち、その小型軽量アコでも、うまく鳴らせてあげる技術が身についているので、たまには鳴らしてあげるとまた別の楽しみ方も出てくるというのも事実なので、小型軽量アコとはいえ、粗末に扱ってはいけません。

ただ、やはり、普通の小型軽量アコは、久しぶりに戻って弾いてあげて、その変化を楽しんだあと、やはり、いつもの高級小型アコに戻って行って、その高級感を味わうための前座だった、ということがわかる、というのも、残念ながら事実です。 とはいえ、普通の小型軽量アコにはそれなりの出番があるのです。 お花見や宴会、大事にしたいお気に入りの高級小型アコで演奏したいけど、友人や知り合いとはいえ、ワインやビール、コーヒーなどをぶっかけられたら、本気でけんかになるけど、普通の小型軽量アコであれば、万一の場合でも友情や付き合いを失うリスクも少なく、人を許してあげる心の余裕が生まれる。 原点にもどる、リセットする、なんてことに利用できるということもメリットかもしれません。

いいアコだけ持っていると、いつかその良さが当然のことに思えてきて、いつか、わがままな心が不満を言い出すときもあります。 こんな楽器だったのか、もっといいのが欲しい、という感情です。 いわば理不尽な浮気心だともいえるでしょう。 そんなときに、普通の小型軽量アコを弾いてみると、自分の持っていたいいアコの良さが再認識できる、というメリットもあります。 アコを複数台持つと、ほかの人のアコとの比較をするときの座標軸の基準をより多く持つことにつながり、音の違いにもより敏感になることもできます。 アコは複数台持つとより耳が訓練されるという面もあるかもしれません。

それにしても、重厚長大の大型アコは音はいいのですが、重たいので、ケースを引き出すのも一苦労、ケースから出すのも一苦労、立奏はだんだんとつらくなり、膝にのせても腰が痛くなる、なんてことになると、徐々にアコーディオンを弾く気が減ってきます。
これはとても残念なことです。 1㎏減っただけでも、アコは相当軽く感じます。
軽い分、体を使ってぶんぶんとダイナミックな演奏ができるので、大型アコを抱いてパッシブな演奏から、小型アコを担いで人に近づいて(今はソーシャルディスタンスで難しいですが。。。)演奏することができる。 奏者と聴者が同じサウンドを共有できる。それは小型アコだから。 まして、それがいい音だったら、より高い感動を共有できるということにつながります。 で、すでに、大型アコで耳はぜいたくになってしまっているわけですので、小型に移動するなら、ぜひいいアコを選びましょう。


 
 
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